南伊勢ドライブの休憩所。緑のベンチで海を望みながら、ミカンで一服しませんか?
ふとした時につい立ち寄ってしまう、伊勢志摩のお気に入りの場所。
モヤモヤした時や何かに行き詰まった時、ただ何となく。振り返ってみると何度も訪れているなと思う場所ってありませんか?
伊勢志摩レポーターとしての3記事目は、僕にとって身近なお気に入りスポット「南伊勢町のないぜ自然村前にある 緑のベンチ」をご紹介します。南伊勢町内は伊勢志摩国立公園に指定されていて、絶好のドライブコースとして人気です。
天気が良くて特に決まった予定がない休日に巡り合ったら...緑のベンチを目的地に設定して、南伊勢ドライブに出かけてみてください。
本記事では「緑のベンチ」と合わせて立ち寄りたいお店や、伊勢志摩 冬の風物詩「緑の絨毯(あおさの養殖)」風景もご紹介していますので、お見逃しなく。
- はまじ
- 南伊勢町生まれの伊勢市育ちのカメライター|伊勢市在住|関心分野は、地域のお土産・特産、観光、グルメ、自然・アウトドアなど。自身でWEBメディア 三重県お土産観光ナビも運営中。
まずはお弁当とデザートを調達♪かねも商店 伊勢路店にお立ち寄り。
緑のベンチに向かう前に...ぜひ手に入れてもらいたい南伊勢グルメがあります。
向かったのは緑のベンチから車で約3分の距離にある「かねも商店伊勢路店」。秋に見事な色づきを見せる「オハツキイチョウ」で有名な旧穂原小学校のお近くにあります。
かねも商店伊勢路店に到着すると、お店の外観から店主の多趣味な世界がビシバシ伝わってきます。店内に入ると、何でも手作りしてしまう店主のアイテムと美味しそうなお惣菜を発見!
今回のお目当ての品は、名物「さんま寿司」と「はんごろし!?(※.気になる名前の由来は、後ほどご紹介)」です。無事に手に入れたら、緑のベンチのある「ないぜしぜん村」へ向かいましょう。
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南伊勢のご当地ソフト かねも商店伊勢路店のむらさきいもアフロ。
2022年12月、かねも商店 伊勢路店さんにて、出来たてホヤホヤな新商品に遭遇しました。その新商品の名は...むらさきいもアフロ!自家製の大内山ソフトクリームに紫芋のアフロをトッピング。スプーンでアフロとソフトクリームをすくい、一口食べれば何とも言えない絶妙な味わいのハーモニーを楽しめます。数量限定かつ季節限定なので、食べられたらラッキーです。
ないぜしぜん村に到着!緑のベンチに腰かける前に、売店に立ち寄ろう。
ないぜしぜん村では南伊勢町特産のみかんをはじめ、地域の特産品を販売されています。建物のすぐ側にはみかん畑が広がっていて、毎年10月中旬〜12月上旬頃には「みかん狩り体験」を楽しめます。
みかんジュースや温かいコーヒーのテイクアウトもできますので、緑のベンチへ向かう前に温かい飲み物を購入。テカテカと見るからに美味しそうなみかんも手に入れたら準備完了です。
見たら忘れられないシルエット。緑のベンチへ、いざなわれる。
緑のベンチは2019年頃に「腰安めするベンチがあったらいいな。」と、ないぜしぜん村の村長さんたちが企画して設置。五ヶ所湾を望む景観を第一に考えて、ベンチの色は空間に溶け込むモスグリーンが採用されました。
最初は1つだったベンチは、現在では3つに。朝〜夕のどの時間に訪れても、どれかの緑のベンチが木陰になるように設置場所を工夫されています。
どの緑のベンチに座るかを決めたらお待ちかね、ゆっくりと腰掛けましょう。
緑のベンチでピクニック!かねも商店 さんま寿司で小腹を満たす。
緑のベンチに腰掛けたら、まずは温かいコーヒーを飲みながら一息つきましょう。キラキラと煌めく海辺を目で味わったら、お待ちかねの南伊勢グルメをいただきます。
南伊勢グルメの1つ目は、かねも商店名物 サンマ寿司。
脂がのったさんまと秘伝の酢飯が絶妙で、さっぱりな味わいから噛めば噛むほど旨味が溢れてきますよ。五ヶ所湾を眺めながら、さんま寿司を頬張る時間は控えめに言って最高です。
続いて...緑のベンチでデザートタイム。はんごろし(!?)をいただく。
南伊勢の名物「はんごろし」に初めて出会った時、誰もがえっ!?と驚きます。
「はんごろし」の正体は、おはぎのような見た目のお菓子。お米ともち米を半分づつ、ご飯粒の食感が少し残る程度について、こしあんに包まれています。お米やもち米を半分つぶすので、「はんごろし」というそうです。
なるほど...いやしかし、、と自問自答してしまう気持ち、わかります。はんごろしは全国各地で使われている名前のようで、調べだすと奥が深そうです。
なぜ昔の人はわざわざ「はんごろし」なんて名前を...と思考の迷宮に突入しそうになった時、はんごろしを一口頬張れば万事解決します。
お米ともち米のもっちりつぶつぶ感とこし餡の優しい口溶けに、うっとり。僕が伝えられる紛れもない事実は、緑のベンチでいただくはんごろしは絶品ということ。現場からは以上です。
〆はコレで決まり!緑のベンチでないぜしぜん村のみかんをいただく。
緑のベンチでいただく「はんごろし」の美味しさに記事が終わりかけましたが、まだまだ続きます。
南伊勢グルメで絶対にはずせない、ないぜしぜん村のみかんを〆でいただきます。
みかんには大きさによって、S・M・Lといったサイズがあります。人によって好みは分かれるものの、僕は小さめのSサイズみかんが好みです。
南伊勢の太陽の光を浴びてテカテカと輝く宝石のようなミカンの皮をむいて、みずみずしい身のひとかけらをお口に放り込みます。すると、絶妙な甘さと程よい酸味がまたたく間に広がってお口の中がさっぱり!1個目は上品に1つ1つ、そして2個目はSサイズみかん丸々を大胆に頬張りましょう。
緑のベンチで大自然を感じながら、食事を終えました。五感全てで南伊勢を取り込み終えた僕は、もう昨日の僕ではありません(?)。いうなれば「シン はまじ」、そんな気分に浸れるほど身も心もリフレッシュできる場所こそが「緑のベンチ」なんです。
冬季限定のおすすめ!緑のベンチ前に広がる緑の絨毯を眺めよう。
南伊勢グルメを堪能したら、食後の軽い運動をしましょう。
オススメは冬の風物詩 緑の絨毯の観察です。緑の絨毯と呼んでいるのは、アオサノリを養殖する網のこと。
アオサノリは三重県を代表する特産品で、生産量シェアは全国ナンバーワンです。毎年、11月下旬〜3月下旬頃にかけて伊勢志摩の海ではアオサノリ養殖「緑の絨毯」の風景が冬の風物詩となっています。
緑のベンチ前は、緑の絨毯を間近で眺められる絶好のスポット。ぜひ、色んな角度から見事な緑の絨毯を眺めてみてください。
※.緑の絨毯には、絶対に触れないでください。
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満潮時の「緑の絨毯」の様子
【事前に潮見表をチェック】訪れる時間帯で、緑の絨毯の表情が変わる。
海の潮が満ちているか、引いているかで緑の絨毯の印象は変わります。個人的なオススメは潮が引いている干潮時です。「南伊勢 潮見表」で検索して、事前に潮の満ち引きを把握しておきましょう。
南伊勢の緑のベンチは、季節関係なく何だか温かい。
緑のベンチは、誰でも利用可能です。
年を重ねるごとに、緑のベンチファンはどんどん増えてきていて、
・昼寝をしていく方
・お弁当を食べる方
・フラッときて1時間くらい腰掛けていく方
などなど、僕も含めてたくさんの方の憩いの場になっています。
忙しない日々の休息に、今週末にでも緑のベンチを目指してブラっと南伊勢ドライブに出かけてみませんか?
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緑のベンチを望みながら、屋根のある秘密のスポット
みかんとコーヒーとリモートワーク「ないぜしぜん村のテラス席」
実はもうひとつ、穏やかな時間を過ごせるくつろぎスポットが緑のベンチのお近くにあります。場所は...緑のベンチから徒歩10秒!写真からお察しの通り、ないぜしぜん村さんのテラス席です。Wi-Fiが完備されているので、リモートワークもできちゃいます。リモートワーカーのみなさま、お試しあれ。
「かねも商店伊勢路店」と「ないぜしぜん村」のお店紹介とアクセスマップ
住所 | 〒516-0112 三重県度会郡南伊勢町伊勢路283-1 |
電話番号 | 0599-77-4272 |
営業時間 | 10:00~19:00(売り切れ次第終了) |
定休日 | 月曜日 |
ないぜしぜん村
住所 | 〒516-0111 三重県度会郡南伊勢町内瀬1537-8 |
電話番号 | 0599-67-8100 |
営業時間 | 9:30~17:30 |
定休日 | 木曜日 |
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もしも、ベンチが青だったら...
学生時代の思い出の曲、サスケの「青いベンチ」。失恋?した友達がカラオケで熱唱していた記憶が今でも鮮明で、緑のベンチが青いベンチじゃなくて良かったです。