特集・伊勢神宮 ~神宮を深く知る~
知っているようで、案外知らない「伊勢神宮」
「日本人の心のふるさと」をあらためてご紹介!
伊勢神宮について
⽇本⼈の⼼のふるさと
日本には8万社とも10万社とも言われるほど多くの神社があります。
その中でも最も大切な神社として敬われているのが「伊勢神宮」です。
⼀般的に「伊勢神宮」と呼ばれることがほとんどですが、正式な名称は「神宮」と言います。
伊勢神宮と聞くと内宮(皇大神宮)と外宮(豊受大神宮)を思い浮かべる方が多いと思いますが、実は2つだけではないんです。
内宮と外宮の正宮(しょうぐう)、荒祭宮、多賀宮に代表される別宮(べつぐう)以下、摂社(せっしゃ)、末社(まっしゃ)、所管社(しょかんしゃ)と呼ばれる125の宮社全てを総称して「神宮」なんです。
125社は伊勢市を中心に広く分布しており、伊勢志摩の人々はまさに神宮とともに暮らしていると言えるかもしれません。
そんな伊勢神宮は親しみを込めて「お伊勢さん」とも呼ばれ、今も沢山の人が訪れています。
神嘗祭
収穫に感謝する神宮で最も大切なお祭り
あまり知られていませんが、神宮で「お祭り」と言えば、祭典や儀式のことを指します。
神宮では毎年約1,500回も及ぶ恒例のお祭りが執り行われています。
年間を通して行われる数多くのお祭りの中でも、最も大切なお祭りが神嘗祭(かんなめさい)です。
神嘗祭は毎年10月に行われ、その年に収穫された新穀を最初に天照大御神にささげて、御恵みに感謝するお祭りです。
神宮のお正月とも言われ、神宮の年間の祭典は神嘗祭を中心に行われているといっても過言ではありません。
私たちが直接見ることはできませんが、こうして千年以上もの間、感謝と祈りが続いているんですね。
式年遷宮
神宮最大のお祭り
20年に一度行われる神宮式年遷宮は、約1300年前から続けられている神宮で最大のお祭りです。
最大のお祭りというだけあって、その準備にはおよそ8年を要し、宇治橋の架け替え、内宮外宮の正宮、別宮なども造り替えられます。
まだ日程は決まっていませんが、前回の式年遷宮から数えると、次回の遷宮は令和15年に斎行されると考えられます。
お伊勢参りに訪れた際は、神様に捧げられた御神宝類が展示されている「神宮徴古館」、式年遷宮について学べる「せんぐう館」にも立ち寄ってみてはいかがでしょうか?
朔日参り
伊勢には、毎月1日に早朝から神宮へお参りする「朔日参り(ついたちまいり)」という風習があります。
朔日参りをするお客さんをおもてなしするために作られるようになった赤福の「朔日餅」が有名です。
早朝のお参りの方々にお腹にやさしいお粥などを提供し、もてなしをするお店があり、そこで提供される朔日粥も朔日参りの風物詩の一つとして人気です。
毎月1日(1月1日を除く)おかげ横丁では早朝4時頃~8時頃まで朝市が開催され、季節ならではのものが並びます。
コロナ禍が落ち着いたら、みなさまも朔日参りを始めてみては?
※新型コロナウイルス感染拡大の影響で営業状況が変更されている場合があります。
神宮のことをもっと知るには?
「伊勢神宮はどんなところ?」
「伊勢神宮ではどんなことをしているの?」
「伊勢神宮の見どころは?」
そんな疑問をお持ちなら、公式サイトをご覧いただくのがおすすめ!
神宮の成り立ちから年間行事、見どころまでわかりやすくご案内されています。
伊勢神宮を訪れる前に知っておくとさらにお伊勢参りが楽しめるかも!
普段見れない一面も掲載されている神宮の「公式instagram」も要チェック!
@isejingu.official
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