河村瑞賢とは
元和4(1618)年に東宮村(現:南伊勢町東宮)で生まれました。13歳で、江戸へ出たのちは、明暦の大火(1657年)をきっかけに材木商として成功を収めました。後年は、幕府や諸大名からの依頼により、海運航路の開拓や畿内での治水工事など、様々な公共事業で大きな成果をあげました。当時を代表する豪商であるとともに、様々な社会インフラの整備のプロジェクトリーダーでした。東宮には、生家跡地や瑞賢が奉納した石の鳥居などゆかりのものが遺されています。
河村瑞賢のルーツ!『生家跡地』
初めに、河村瑞賢の生誕地となる『生家跡地』
河村瑞賢が生まれたとされる場所。生まれた際に産湯として使用する為に汲み上げたとされる井戸がある。
また、功績を讃え、御木本幸吉氏によって顕彰碑が建てられた。
祈願した場所『東宮不動の滝』
次は『東宮不動の滝』
河村瑞賢の子どもの頃、家族の病気が治るよう祈願をする為に訪れたと伝わっている。
東宮バス停から東宮川の上流に向かって北へ約3kmのところにある滝。
森林の奥へ突き進むと現れ、滝の迫力があります。また、神秘的な空間に包まれているように場所です。
雨が極めて少ない冬季でも水量がおとろえません。
Column
決意の地『ヘンバイの宮跡地』
次は『ヘンバイの宮跡地』
瑞賢の父が瑞賢の才に気づき、将来大成を願い江戸へと送ることを決めた。
瑞賢も苦悩したが、決心し、13歳の旅立ちの日に決意を胸に祈願したと伝わっている。
寄進された『石の鳥居』
次は『石の鳥居』
寛文3(1663)年に瑞賢によって寄進された石の鳥居、宝永4(1707)年の地震で倒壊しましたが、天明元(1781)年に氏子たちによって再建されました。
閑寂な場所にある『父母・弟の墓』
次は『父母・弟の墓』
河村瑞賢の父母・弟の墓石がある場所。閑寂な場所で、沈静した気持ちになります。
近くには「瑞賢公園」があり、訪れやすく散歩コースとしても良い場所です。
銅像が聳える『瑞賢公園』
次は『瑞賢公園』
河村瑞賢像がある公園。高さ約5mもの巨大な銅像があり、東宮地区を見守っています。
公園は、四季折々の花木に囲まれた景色が堪能できます。2月中旬から3月上旬は河津桜が咲き誇り、名所となっています。
郷土の歴史に触れる『東宮資料保存館』
次は『東宮資料保存館』
河村瑞賢の説明コーナーや特大パネルなどがあります。
主に南伊勢町の南島地区に関する歴史・考古・民俗資料の保管と展示がおこなわれています。
船舶模型、土器、古文書のほか、昭和の家電が展示しています。また、資料館は旧東宮奈屋小学校を移築したもので、館内に残る井戸や、昔ながらの天井の梁も見どころです。
Google Mapの読み込みが1日の上限を超えた場合、正しく表示されない場合がございますので、ご了承ください
他にもある!河村瑞賢が関わった場所
-
仙宮神社
もっと見る「猿田彦神社」の祭神としても知られる猿田彦命(さるたひこのみこと)を祀り、伊勢神宮の外宮とも関わりが深い由緒ある神社です。
標高約70mの山の上にあり、裏手の磐山には、猿の横顔に似た巨岩(猿神石)を見ることができます。