愛洲移香斎の歴史・文化に触れる場所『愛洲の館』をご紹介!
作成:2024年11月
三重県 南伊勢町の自然豊かな場所にある『愛洲の館』
愛洲の館は、伊勢愛洲氏の居城、五ヶ所城と剣術「影流」の祖、愛洲移香齋(あいすいこうさい)を知る上で重要な施設で、1995年に開館。他にも、古墳出土品や民具等も展示しており、南伊勢町の歴史についても学べます。
南伊勢町の歴史・文化に触れられる場所となっていますので、訪れてみてはいかがでしょうか。
さっそく、資料館の中を覗いてみましょう!
<基本情報>
施設名 | 愛洲の館 |
住所 | 〒516-0101 三重県度会郡南伊勢町五ヶ所浦2366 |
休業日 | 毎週火曜日 及び 年末年始 |
営業時間 | 9:00~16:00 |
料金 | ■大人料金 大人 250円(団体20人以上 200円) ■子ども料金 小・中・高校生 150円(団体20人以上 120円) |
アクセス |
<公共交通>JR・近鉄「伊勢市駅」より三交バスでサニーロード経由、「五ヶ所」バス停下車、徒歩約10分
<自 動 車>伊勢自動車道玉城I.C.から約30分
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※詳しい内容を知りたい場合は下記までお問い合わせください。
・愛洲の館
℡:0599-66-2440
・南伊勢町教育委員会事務局
℡:0596-77-0002
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正面玄関を潜り、エントランスホールへ入ると愛洲の館を象徴する『愛洲移香斎』像が鎮座しています。
愛洲移香斎(あいすいこうさい)とは・・・
伊勢国に生まれる。当時は愛洲氏の居城は五ヶ所浦にあった。
幼少のころから、刀剣の技にすぐれ剣術の修行に出る。36歳の折に、日向国(今の宮﨑県)に至り、岩窟(今の鵜戸神宮)において修行する。
頭の上で香をたき、瞑想を行う厳しい修行であったと伝えられる。
修行を行うこと21日目、明け方にろうそくの明かりが明滅、とつぜん眼前に蜘蛛が現れた。
その蜘蛛を手で払おうとするも、蜘蛛は自由自在に動き、払うことができなかった。
移香斎は、その蜘蛛の動きから、剣術「影流(かげりゅう)」を会得したと伝えられる人物である。
展示場を見学してみましょう!
展示場では、愛洲移香斎の歴史が学ぶことができます。
また、主に南伊勢町の南勢地区に関する昔の生活や文化なども一緒に学ぶことができるスペースとなっています。
展示場入口のそばには『五ヶ所城址地形模型』があります。
そこでは、かつて南伊勢町に栄えた愛洲氏の歴史と移香斎の生涯を少年剣士「あいす」くんが地形模型と映像で案内します。
あいすくんに教えてもらった「五ヶ所城址地形模型」を後にすると『愛洲影流開眼伝説』の展示があります。
愛洲移香斎が影流を開眼した言われている洞窟を模型で再現した絵巻物で紹介しています。
愛洲移香斎が開眼した様子をイメージしながらどのように開眼したのかを見てみましょう!
現在では「南伊勢町の竈方」の解説や「海防」の巻物などを展示しています。
こちらでは、歴史が感じられる古文書や書物などが拝見できるようになっており、南伊勢町の歴史文化が窺えます。
※撮影日:2024年10月時点
愛洲移香斎などの歴史以外にも南伊勢町を支えてきた産業の歴史を学べる紹介スペースもあります。
南伊勢町に息づく産業を農・山・海に分類していて展示。
生活と歴史に培われた民具の数々を系統的に紹介しています。
また、愛洲移香斎が会得した「影流」を始めとする日本剣道の300流派の中の代表的な流れを系統図で説明しているスペースもあります。
こちらでは毎年夏頃に開催予定をしている「剣祖祭」の様子を収めた映像も見ることができ、映像でも楽しむことができます。
いかがでしたか。
愛洲移香斎の歴史・文化に触れる場所『愛洲の館』をご紹介いたしました。
他にも展示場には「宮山古墳出土品」や「南伊勢町の伝統芸能」、「南伊勢町地形図模型」など紹介しきれていない展示も数多くあります。
また、企画展示などのイベントも開催しており、来客者の方々が楽しんでいただける仕掛けに取り組んでいます。
一度、足を運んでみてはいかがでしょうか。