わたかのてんのうさい 渡鹿野天王祭
渡鹿野(わたかの)の夏を一層熱くする天王祭
古く素戔嗚尊(すさのおのみこと)を牛頭(こず)天王にあてて災厄(さいやく)を免れるために行われたとされている。
尊(みこと)を祭神としてお祀りする八重垣(やえがき)神社に神輿が運ばれ神事が行われる。
漆黒のなか厳粛に御神体を遷(うつ)す神遷(しんせん)の儀、その後、点灯された島内各戸を神輿が練り回る悪魔払い、海上では祭りを盛り上げる花火が夜空を彩る。
そして鎮座場所のある本通りで祭りは最高潮に達する。
若者たちが大声を張り上げながら神輿を持って通りを駆け巡る一方、その神輿を鎮座させるため勢いを止めようとする者たちの勇壮な練り合いが一時間以上続く。
祭りの荘厳(そうごん)さと躍動感。
闇のなかにこの島の人々の息づかいが映し出される。
【スケジュール】
◆宵宮(2019年7月19日(金))
神事(八重垣神社)18:30頃~
◆本宮(2019年7月20日(土))
神事(八重垣神社)18:30頃~19:30頃
鎮座櫓から神輿を神社に移す。
花火を合図に島内は消灯し、
御神体を神輿に遷す神遷の儀の神事がとり行われる。
終了後、島内は花火の合図で点灯する。
悪魔払い(島内)20:00頃~
神輿は「チョーサーヤー」の掛け声とともに各戸を練り回る。
花火奉納(港)21:00頃~
海上では祭りを盛り上げるため花火が上がる。
練り合い(本通り)21:30頃~
本通りに設置された鎮座場所の前を神輿が駆け巡る。
一方この勢いを止めようとする者と、
神輿を鎮座させようとする両者が衝突して揉み合う。
御鎮座(本通り)23:00頃~
無事御鎮座すると胡瓜とお神酒を供えてお参りし、
各役人は海に入り潔斎(けっさい)する。
消灯する頃に御神体は神社に遷される。
※スケジュールは都合により変更となることがあります。
基本情報
開催日 | 2019年7月19日(金)、7月20日(土) ※2020年は新型コロナウイルス感染拡大防止のため中止となりました。 |
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開催場所 | 渡鹿野島 八重垣神社 |
住所 | 〒517-0205 三重県志摩市磯部町渡鹿野 八重垣神社 |
お問い合わせ | 渡鹿野区事務所 / TEL 0599-57-2590 志摩市観光協会 / TEL 0599-46-0570 |
公共交通機関でのアクセス | 近鉄鵜方駅より三重交通バス「安乗行き」にて約20分、バス停「渡鹿野渡船場前」下車後、渡船にて約3分。 |
リンクURL | 渡鹿野天王祭(志摩市観光協会ホームページ) |